江戸切子について
江戸切子は、江戸時代後期の天保5年(1834年)に誕生したカットガラスの伝統工芸品です。
江戸の硝子職人・加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻を施したことが始まりとされています。明治時代には、英国人の指導のもとカット技法が伝わり、現代に続く江戸切子の技術が確立されました。
職人が手作業で一本一本カットを刻み、磨き上げることで生まれる繊細な文様。光を受けるたびに表情を変える輝きは、約190年の歴史の中で磨かれてきた職人技の結晶です。
2002年には、国の伝統的工芸品に指定されました。
江戸切子の特徴
手彫りの精緻な文様
矢来、菊、魚子(ななこ)、籠目など、江戸切子には伝統的な文様が数多く存在します。これらはすべて職人の手によって一つひとつ彫り込まれ、同じ文様でも作り手によって微妙に異なる味わいが生まれます。
光との対話
カットされた面が光を屈折させ、角度や光源によってさまざまな輝きを見せます。この「光との対話」こそが、江戸切子の最大の魅力です。
日常に溶け込む美
江戸切子は、特別な日だけでなく日々の暮らしの中で使われてきた器です。使うほどに愛着が湧き、生活に彩りを添える——そんな実用の美を持っています。
粋碗について
「粋」という言葉
「粋(いき・すい)」とは、洗練されていて格好よい様子、人情に通じていてさばけている様子、まじりけのない純粋さや、すぐれたもの・えりぬきのものを指す言葉です。
特に江戸時代に生まれた日本独自の美意識・文化を表す言葉であり、見た目の華やかさだけでなく、内面からにじみ出る品格や潔さを大切にする価値観でもあります。
野暮ではなく、気取りすぎでもない。さりげなく、けれど本質的に美しいもの。それが「粋」です。
粋碗に込めた想い
大切な家族であるペットにも、本物を届けたい。
見た目だけの華やかさではなく、職人の技術に裏打ちされた本質的な美しさ。使うたびに愛着が増し、日々の暮らしを少し特別にしてくれる器。
そんな「粋」なお椀を作りたいという想いから、「粋碗(すいわん)」は生まれました。
江戸切子の伝統と、ペットへの愛情が交わる場所。それが粋碗です。